スカーンズ社
製造
物流
自動倉庫と連動したシステム変更の検証で、スループットを43%向上
FlexSimを活用した自動倉庫システム(AS/RS)の検証事例。
システム変更計画について事前にシミュレーションすることで計画の有効性を確認し、倉庫業務の効率化を実現
システム変更計画について事前にシミュレーションすることで計画の有効性を確認し、倉庫業務の効率化を実現
目的
結果
ミネソタ州プリマスにあるマテハンのSIerであるスカーンズ社は、お客様の倉庫業務プロセスの生産性向上に取り組んでいました。お客様の現場では、ループコンベアと連動する自動倉庫システム(AS/RS)を使用し、輸送パレットをピッキングステーションに輸送してからAS/RSに戻す運用を行っていました。このシステムでは従来、1時間あたり70パレットをピッキングすることができていましたが、さらなる改善の余地をスカーンズ社が調査していました。
解決すべき事象
現場の運用を分析した結果、自動倉庫システムの前に置かれたループコンベア上の滞留を減らすことができれば、1時間あたりにピッキングできるパレット台数が増加することが想定されました。そこで、出荷向けのパレットを運ぶラインコンベアをもう1台追加し、既存のラインコンベアの上部に設置する案が生まれました。このアイデアの有効性を検証するため、FlexSimによる3Dシミュレーションが実施されました。
シミュレーション導入の効果
FlexSimによる正確な3Dシミュレーションの結果、上段のラインコンベアを追加することにより、パレットの回収数が1時間あたり70から100パレットに、43%増加するという結果が示されました。また、システムの3Dアニメーションにより、コンベヤの滞留が大幅に減少したことも視覚的に確認でき、お客様も検証結果に納得することができました。
担当者のコメントスカーンズ社
このシミュレーションモデルは、私たちのプロジェクトにとって非常に貴重なツールでした。FlexSimはプロフェッショナルなツールで、かつ操作が簡単でした。
マット・ティボドー
セールスエンジニア | Skarnes, Inc.