株式会社ゼネテック(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:上野憲二)は、
3D シミュレーションソフト『FlexSim』の最新バージョンである『FlexSim 2024』日本語版を
2024年7月8日(月)にリリースします。
新バージョンでは、操作性の向上やメタバースプラットフォームへの対応を通じて、高いユーザーエクスペリエンスを実現します。
新バージョン「FlexSim 2024」の主な強化点は以下の通りです。
◆A*ナビゲーターの強化
「人」や「AGV/AMR」の最適な動線を定義する際に、移動時の加速度と減速度の設定が追加しました。
これにより、作業者の動きの開始や停止時における自然な加減速が再現され、より高精度なシミュレーション解析が可能です。
◆コントロールエリア機能の強化
これまで制御工場内を移動する特定エリアへの同時進入数を制限する機能は「AGV」のみであり、「AMR」と「人」に対しては対応できませんでした。
最新バージョンでは「AGV」と同様に制限領域を設定し、「AMR」と「人」も同時進入数を制限します。
これにより、対象ごとの移動による時間のロスや効率的な移動経路の検証や比較が可能です。
◆NVIDIA Omniverseへの対応
NVIDIA社が提供するリアルタイム3Dグラフィックスの統合プラットフォーム、「Omniverse(オムニバース)」と連携します。この連携によりFlexSimのシミュレーションモデルと仮想環境の統合が可能になり、将来的には製品開発から物流までのプロセスを効果的に最適化することで時間とコストを大幅に節約し、迅速な意思決定と問題解決を実現します。
新たに加わった機能によりさらに精度の高いシミュレーションが可能となり、現場で発生するさまざまな事象をリアルに再現します。